2014年1月8日水曜日

エルドアン首相の講演の概要

皆様、明けましておめでとうございます。
本年も、Turkey Now! をよろしくお願いいたします。

ご承知の通り、6日からトルコから首相一行が本日8日まで日本を訪問中です。
私は現在、トルコならず、India Now! でインドに来ております。
間近に皆様に個々の動きを情報収集してお伝えさせていただきたかったのですが・・。
日経WEBその他媒体から、ポイントを抜粋してご紹介させていただきます。

エルドアン首相は7日に日経ホールで講演し、このコーナーでも紹介しております通り、やはり大胆かつ野心的なトルコの目標表明がなされたようです。トルコ建国100周年の2023年には「経済規模を現在の2.4倍の2兆ドルに拡大させる」と述べ、2023年には輸出額5,000 億ドル、貿易規模1兆ドルを目指し、世界のトップ10への仲間入りを目指すとのことです。


トルコのエルドアン首相が7日の講演会で発言した主な内容は以下の通り。
以下、日経ニュースメールからの引用抜粋です。
写真は同じく、日経が掲載したものを転用。



■対日関係
 2013年は重要な1年だった。安倍晋三首相が2回トルコを訪問。日本企業による原子力発電所建設に合意し、日本企業が手掛けたボスポラス海峡の海底トンネルも開通した。経済連携協定(EPA)は(関係強化の)重要な構成要因のひとつになる。日本との貿易規模は現在の約40億ドル規模から早期に100億ドルを目指す。トルコの輸入超過を農産品輸出などを通じて改善したい。
トルコは中近東、バルカン半島、アフリカに近く、日本企業の投資拠点としても活用できる。自動車産業など両国企業が協力し、第三国へ投資することもできる。イスタンブールでは両国が共同で科学技術大学の建設を進めていく。

■トルコ経済
 03年の首相就任以来、トルコ経済は年平均5%成長し、国内総生産(GDP)は2300億ドルから8000億ドル弱に伸びた。インフレ率の抑制に成功し、公的債務のGDP比もほぼ半減させた。国際通貨基金(IMF)からの借入金は昨年5月に完済した。建国100周年の23年には経済規模2兆ドル、貿易規模1兆ドル、1人当たりGDP2万5千ドル、経済規模で世界上位10カ国入りを目指す。

■外交
トルコは地域大国であるが、グローバルな大国になる目標はない。910キロに及ぶ国境を接するシリアでは13万人が虐殺され、70万人のシリア人がトルコに逃れている。これらの課題に介入するのは正常な行為だ。イラク、リビア、パレスチナなどでも同様だ。シリア和平の実現にはアサド大統領の退陣が不可欠だ。国民の意思に沿った統治が行われる必要がある。

■内政
 トルコでは民主化が日々高いレベルで進展している。私が所属する公正発展党の原則で国会議員は3期で退かなければならない。私は現在3期目。議員でなくても、党から助言や政治活動を行うことができる。

個々の協議の内容もリリースされてるようですので、適宜、ご紹介します。

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